給分浜の十一面観音

紹介
平泉で栄えた藤原氏が船で京都から運ぶ途中、海難によって漂流し、この浜に流れ着いたと伝えられる像高3mの観音立像は、カヤ材一木に顔と胴体を掘り、背面を刳り、背部も一木から彫ったものを前後に合わせる古い手法で造った立像です。強い男性的な表情を持ち、肩巾広く張り、腰廻りが太く堂々とした体躯で、よく均整がとれています。鎌倉時代の名作で、以前は国宝に指定されていました。
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〒986-2411
宮城県石巻市給分浜後山14-1